Ma vie, mes reves

MBA取得までの日々。となる予定。

身嗜みを考える

f:id:maviemesreves:20171226134259j:plain

 

 Safariという男性ファッション誌がある。

 

 

safarilounge.jp

 

 定期購読とまでは行かないが、数年前から気が付いたら手に取って購入しており、気が付くとそこそこの冊数が手元にある。他のファッション誌はあっても1冊2冊程度なので、敢えてお気に入りを言うならばSafari、ということになる。

 しかしそこに載っているような服を買ったことがない。正確に言うと、衣服屋に行っても、あの雑誌に載っているようなものは決して選べない。「試着していいですか?」と聞くのも恥ずかしい。そして実際着ると激しくダサい。すぐ脱ぐ。

 顔もスタイルも抜群な外国人モデルの着こなしを、日本人がマネをしたところでダサいに決まっている。あの雑誌は憧れの塊のようなものだ。それは分かっているのだが、その圧倒的な隔たりを「だから無理なんだって」とさっさと諦めてしまうのは惜しい。

 衣服を選ぶ前に、自分自身の見てくれが伴っていない。高身長、長い脚、髭、小皺、浅黒い肌、ブロンズヘアー、肩幅、胸板・・幾つがこれからの自分にも再現可能なものだろうか。幾つかは確実に無理だが、幾つかは確実に可能だ。

 この雑誌の平均読者層は37~38歳あたりだと言う。30歳も疑われる(というかお酒の年齢確認すらされてしまう)現状の容姿だが、それは逆に言えば、読者平均頃の年でも、努力していればまだ若々しくいられる可能性が高いということだろう。

 ファッションは醸し出す空気、周りの人にどんな空気を提供したいか、その配慮の現れ。衣服の選び方は、ライフスタイルの選択の一環。年相応に、自然に年齢を重ねながら、気遣い次第で生まれるバッファ分は、存分に味わって遊びたい。