年をとっても、年をとってこそ、ますます増えるであろう自由な時間を使って、海外でもどこでも遠出をしたい。その時に、例えば山間部は無理とか、海には潜れないとか、そういう健康状態にはなりたくない。そんなことから、6月にジムに入会してから、少しずつ身体を鍛えている。当時よりは間違いなく運動量も増えて、筋肉もついてきたけど、細身の人にちょっと筋肉がついた程度。もっと鍛えたいという欲求の弊害が、不規則な生活と食の細さ。やはり週休1日では十分な休息がとれないし、夜も22時半までに帰宅できれば少しでも身体を動かそうと心掛けているが、ままならない時も多い。そして一度体調を崩すと、なかなか運動もできない。もともと食が細いのに、体調が作用すると、いよいよ一日ほぼ飲まず食わずが成立したりする。
自身の健康面を犠牲にしているのだなと、こういう時に実感する。健康とは病気にならない、あるいはなっても一応生活はできる最低限度のことではなくて、もっと心身共に豊かに過ごせる状態のことを指すのが本来であるのに、このあたりは国民性が勘違いをさせてきた気がする。
禿げない、病まない、太らない。これらは人生で外せない。
もっと、自分のこと、自分のすぐ周りの人のことを大事にして生きる姿勢を、求めるべきなのではないかと考え始めたのは、やはり国の外に出てそれを教えてくれる人がいるからか。